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東京都台東区の歴史
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所在地 台東区谷中5-7 (岡倉天心宅跡)

  岡倉天心史跡記念六角堂


 明治美術界の偉大な先覚者岡倉天心は、明治21年(1888)当地谷中初音町に日本美術院を創設し、幾多の俊英を育成して東洋美術の真髄を広く世界に紹介した。とくに日本の明治開化期にあって、東京美術学校の創立、中国、インドの古美術踏査、日本美術史の著述など多岐にわたる芸術活動は、我が国美術界に大きな改革をもたらした。
 本区の誇る偉才岡倉天心の輝かしい業績を後世に伝えるべく台東区長上條貢氏は、かねて遺蹟顕彰の方策を持っていたが、時偶々上野信用金庫理事長長野高一氏より多額の浄財の寄託を受けるに及び日本美術院発祥の当地に岡倉天心史蹟記念堂の建設を発意した。
 上條区長の委嘱により地元関係者をもって建設委員会が編成され、史蹟記念堂の実現に意を注いだ。幸い天心の直門であり、その薫陶にも触れた日本木彫界の泰斗平櫛田中先生の賛意を得て秀作「岡倉天心像」の寄贈を受け、これを六角堂に収め「岡倉天心史蹟記念堂」と命名する。



 芸術文化の中心地として知られる上野の一角に平櫛田中、長野高一両氏をはじめとする多くの人々の厚意によって「岡倉天心史蹟記念堂」が建設されたことは誠に大きな意義がある とこしえに天心の偉業を伝える事績として愛護されんことを記念し、ここに賛を記す。
 昭和41年(1966)11月吉日 
 岡倉天心史蹟記念堂建設委員会委員
台東区長   上條貢
台東区助役  金津武夫
台東区収入役  鈴木義尚
台東区議会議長  和田長敬
台東区議会副議長  斉木竜雄
上野信用金庫理事長  長野高一
岡倉天心像寄付者  平櫛田中
台東文化振興会会長  頼母木真六
谷中地区町会連合会長  木村智広
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