所在地 台東区浅草2-3-1 (浅草寺)
東京都指定有形文化財(建造物)
浅草寺六角堂 一棟
昭和27年(1952)11月3日指定
六角堂は『浅草寺誌』(文化十年編)に元和4年(1618)の建立とあり、江戸時代初期の建立と考えられ、浅草寺内で最古の遺構である。
木造で単層の六角造り瓦(かわら)ぶき形式で、建物中央の直径は1.82mあり、一面の柱真々は0.91mである。
建物の基礎は、六角形状に廻(まわ)した土台を布石の基礎で支え、その下部に11段の石積みをした1.5m余りの井戸上の穴が掘られている。
六角堂という特異な形式であり、都内においては遺例の少ない建造物で、貴重な文化財である。
もとは東方21.8mの場所{現・影向堂(ようごうどう)の南基壇上に元位置の表示あり}に建っていたが、平成6年(1994)10月境内整備のためにここに移された。
※東京都文化財保護条例(昭和51年(1976)3月31日改正)により文化財の指定種別を都重宝から東京都指定有形文化財に変更したので、石造標識については、このように読み替えてください。
平成8年(1996)3月25日 東京都教育委員会
Senso-ji-Rokkakudo
Wooden structure,One-story,Hexagonal style,Litht weight tile roofing (a pantile that combines vroad concave tiles and semi-cylindrical convex yilrd),Lacquered in red,1.82m inner deameter,0.91m seide length (destance between pillar centres)
According to Senso-ji-Shi (chronicle of 1813 edition),Senso-ji-Rokkendo was built in 1618 and is therefore the oldest architecture in Senso-ji.This building is valuable since hexagonal architevtures are rare in Tokyo.It was originally located 21.8m further east (the original locatio is inscribed on the south podium of Yougou-go),but moved to its current position in October 1994 due to rearrangement.
日限地蔵尊
六角堂のご本尊。
地蔵菩薩さまは、慈悲のお心で、この娑婆世界だけでなく地獄や餓鬼道にもおもむき、衆生を救われる仏さま。
特にこの日限地蔵尊は、何かのお願い事に対し、日数を定めて祈願すれば、古来より霊験があるとされる。
造立年代は不明。木造。 金龍山 浅草寺
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